開発ストーリー

スマートエコグリルの開発〜誕生までの道のり

2011年春にスタートしたハイブリッドカーの燃費向上グリル開発プロジェクト

スマートエコグリルの開発は2011年春、株式会社AMSが、名古屋大学・株式会社東洋精工・吉見製作所と、産学連携の一環でプロジェクトがスタートしました。
当時から、ハイブリッドカーの冬場の燃費低下が知られていたもののそれを改善するためにはラジエーターグリルに目張りをするしか方法はなかった。そのため一部のユーザーは季節や気温に応じてスポンジやプラ板で施した目張りを脱着するという面倒な作業を強いられていました。

3社+大学の技術力を結集して目指した理想的なエコグリル

そういった状況を踏まえ"一年を通じで装着したままOK"な、ハイブリッドカーのオーバークールを防ぐ画期的な装置の開発という目標のもと、3社+大学で開発プロジェクトがスタートしました。
名古屋大学の充実した研究設備環境とノウハウ、東洋精鋼の金属の表面処理技術、そして吉見製作所の形状記憶合金のノウハウと高い技術力、そしてAMSのデザイン力、創造力からなる構造設計とのコラボレーションで、スマートエコグリルの開発が進むこととなりました。

失敗の連続だった当初と、多くの難題に対するトライアンドエラーの末・・・

本製品のデザインは単に見た目の美しさを追求しただけのものではなく全ては機能との融合を極めた結果です。特徴的な“オーバルラウンドフェイス”はグリル開口時に流入エアーの流れを整流しそれにより夏期においてもラジエーターの性能を維持します。またエンジンルーム内を通過する過剰なエアー流入を抑える事によりCd値を高め走行安定性と燃費向上に寄与するデザインです。