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AMSのエアロパーツは微妙で繊細な「感性」を具現化できるよう「人の手」によってつくられています。
発売されたベース車の資料を準備し、デザイナーがフリーハンドでアウトラインを描いていきます。
グレーだけでも30色というマーカーを使い、アウトラインのデザインに陰影とカラーリングを行います。
このひとつひとつの陰影が、エアロパーツの「形状」となるのです。
数種類のパターンを描き、幾度となく打ち合わせを行い、実際に製品化されるデザインが決定します。
- マーカーをはじめ、様々な画材用具
- 出来上がったデザイン画
- デザイナー指定席 ?
エアロパーツはベース車両のフォルムを尊重し、あくまでも名脇役として共演するかたちで、過剰な主張をさせない中での存在感で主役の長所を引き出し、全体をコンプリートさせるものだと思っております。
それにはベースのデザインの感性を確実に感じ取り、それに基づいたデザインをする必要があり、様々な要素を高次元で融合した物を一つのデザインとして生み出しています。
AMSデザイナー 戸田
開発車両が入庫されると、マスキングを行いクレイ(粘土)を盛り付けていきます。
その後、デザイン画をもとに荒盛りを行います。
次にクレイを削り、形状を作り出す作業になりますが、デザイナーとモデラーの息がピッタリ合わないとパーフェクトな造形ができません。
そのため、デザイナーも常に現場に立会い、モデラーとのイメージの調整、意思疎通を行いながら造形作業を行っていきます。
- デザイン画のイメージが形になります。
- 様々な形状のツール。
- 削りだされたクレー。
完成したクレイモデルから型をとり、その型から製品をひとつ作ります。この製品を「マスターモデル」と呼んでいます。 マスターモデルを車両に装着し、微修正と最終確認を行います。 後の製品の品質に影響を及ぼす作業ですので、慎重に行います。
最終確認が終了したら、生産型を製作します。
またパーツ部位・形状によっては意匠面である「表型」と車両接地面を型取った「裏型」を 製作し合体させることにより、車両へのフィッティング精度や取付強度を高めるよう に考慮された造りになっております。